TEXTILE DESIGN
■塩縮加工(リップル加工)… 綿やリネン等の繊維に部分的に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を浸し生地の表面に凹凸やシボをつける加工。涼しく軽やな
印象で春夏におススメです。綿素材において全面に凹凸、シボを入れる場合をリップル、部分的に水玉等の柄を入れる場合を
塩縮加工と呼ぶ事が多い。
■オパール加工… 強酸性の薬品に弱い天然繊維と耐酸性のある合成繊維とを混用した生地に、強酸性の薬品で柄をプリントすることで天然繊維
だけ薬品に反応し脆化する。その部分を水洗除去した部分は生地が透けて模様が浮き出る加工のこと。
■フロッキー加工… 静電気を利用した電気植毛加工でフロック(粉状に短くカットされた繊維)を吸引し柄をかたどった接着剤を塗布した部分に植
毛する。方向性に繊維が立って接着されるのが特徴。主に基布には綿、レーヨン、合繊が使われる。
■エンボス加工… 生地に施す型押し加工。合繊繊維の場合熱を利用しその熱可塑性を利用して模様を固着させるタイプと綿や麻、レーヨンなど
の場合は樹脂を使用し模様を固着させるタイプがある。
■シュリンクレース… 90℃以上の熱で収縮する糸を使用しエンブロイダリーレース機によって刺繍加工した生地。糸だけが収縮することで生地に
凹凸が出て軽やかな印象。高級感のあるワンピースやブラウスに最適です。
■カットジャカード… ジャカード織の生地の表面に出ている糸をカットすることで柄を表現するため自然な立体感と繊細な表現さが感じられる素材。